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未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社文庫) 文庫 – 2000/1/14
篠田 真由美
(著)
閉ざされた中庭(パティオ)が惨劇の始まり
一族を次々襲う奇怪な死。別荘の建築様式に隠された謎を桜井京介が追う
建築探偵・桜井京介が文庫初登場!京介を訪ねた古風な美少女の依頼は“閉ざされたパティオ”を持つ別荘の鑑定と主である祖父の死の謎を解くことだった。少女の一族を巻き込む不可解な事故死、そして自殺未遂。事件はすべて別荘をめぐって起きた。ミステリアスな建築造形に秘められた真実を、京介が追う!
一族を次々襲う奇怪な死。別荘の建築様式に隠された謎を桜井京介が追う
建築探偵・桜井京介が文庫初登場!京介を訪ねた古風な美少女の依頼は“閉ざされたパティオ”を持つ別荘の鑑定と主である祖父の死の謎を解くことだった。少女の一族を巻き込む不可解な事故死、そして自殺未遂。事件はすべて別荘をめぐって起きた。ミステリアスな建築造形に秘められた真実を、京介が追う!
- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2000/1/14
- ISBN-104062638274
- ISBN-13978-4062638272
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商品の説明
著者について
1953年、東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒、専攻は東洋文化。’91年に『琥珀の城の殺人』が第2回鮎川哲也賞の最終候補作となり、作家デビュー(同作品は講談社文庫で刊行)。’94年に建築探偵・桜井京介シリーズ第1作『未明の家』を発表。以来、傑作を連発し絶大な人気を博している。シリーズは他に『玄い女神』『翡翠の城』『灰色の砦』『原罪の庭』『美貌の帳』『桜闇』がある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2000/1/14)
- 発売日 : 2000/1/14
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 480ページ
- ISBN-10 : 4062638274
- ISBN-13 : 978-4062638272
- Amazon 売れ筋ランキング: - 856,128位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年2月26日に日本でレビュー済み
噂でなんとなく聞いていましたが、読んでびっくり、本当に面白かったです。一見ムク犬の如き容貌、実は・・・の桜井京介。蒼、と呼ばれる、いわくありげな少年。みはる、という名の・・・。癖のある人々の、まだまだ伏せられている設定は、それだけでも次を期待してしまいます。探偵役にされる桜井京介の、逃げ腰同然の謙虚さ。そのくせ最後には、建物と諸々の話や断片から、ジグソウ・パズルのピースを集めて一つの絵を復元するように、今はもういない人を物語り、残された家族を思い込みの沼から救い出します。どこか優しい結末。寧ろ、ミステリーは苦手、謎解きせずに話追っちゃって邪道かな、という私のような人に良いかもしれません。
2018年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小説の登場人物一人一人の特徴が良く判り、前半と後半の展開が全く異なっていくのでとても面白いです。
犯人はこの人?と登場人物の中でも印象が薄いですが我儘な性格が良く描かれて居ます。
犯人はこの人?と登場人物の中でも印象が薄いですが我儘な性格が良く描かれて居ます。
2024年4月21日に日本でレビュー済み
W大学の院生が建築にまつわる謎を解くシリーズ第一弾。
館モノというジャンルがミステリにおける一大ジャンルとして存在するからこそ、館にまつわる謎を解くことを専門とした探偵が登場するのはある種当然の帰結……と言えるかもしれないミステリ(とはいえ、初出はもう二十余年前だが)。まさにその売り文句に相違ない作品に仕上がっている。ただシチュエーションとしては決して嵐の山荘に陥ったり、クローズドサークルで殺人劇の幕が上がったりはせず、そもそも探偵たちは死体に直面することすらなく(一応人は殺されるが)、真相を射貫く推理にしても、それほどロジックに凝っているわけでもなく、あくまで蓋然性から想像できる範囲に収まる程度なので、その点ではちと不満。ただ文章は端正で、引っかかりもなくすらすら読めた。
館モノというジャンルがミステリにおける一大ジャンルとして存在するからこそ、館にまつわる謎を解くことを専門とした探偵が登場するのはある種当然の帰結……と言えるかもしれないミステリ(とはいえ、初出はもう二十余年前だが)。まさにその売り文句に相違ない作品に仕上がっている。ただシチュエーションとしては決して嵐の山荘に陥ったり、クローズドサークルで殺人劇の幕が上がったりはせず、そもそも探偵たちは死体に直面することすらなく(一応人は殺されるが)、真相を射貫く推理にしても、それほどロジックに凝っているわけでもなく、あくまで蓋然性から想像できる範囲に収まる程度なので、その点ではちと不満。ただ文章は端正で、引っかかりもなくすらすら読めた。
2020年10月11日に日本でレビュー済み
なんのご縁か、読むことになりましたが、連続ドラマを見終わった気分です。凝りに凝ったトリックが使われる本格派ミステリというよりは、キャラクターの魅力とドラマ仕立てのストーリーテリングで引っ張っていくサスペンス劇場のようです。
'94発行なので古い言い回しはありますが、全体的に読みやすい文体です。
個人的には蒼が好きなので、次巻も読んでみたいですね。
'94発行なので古い言い回しはありますが、全体的に読みやすい文体です。
個人的には蒼が好きなので、次巻も読んでみたいですね。
2006年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ご所有の《西洋館》の鑑定承ります
アルバイト半分研究半分のこのチラシを見て桜井京介のいる研究室にやってきた遊馬理緒。
彼女は祖父の残した黎明荘を母親が取り壊そうとしていることに不満を抱き、なんとかしてほしいと依頼してくる。
だが理緒の頼みはそれだけではなくて……
キャラクターはなかなか魅力的ですが、それほど真新しい感じもしなかったかな……
一目見たものをなんでも覚えてしまう理由ありっぽい少年蒼。
長い前髪を上げればものすごい美貌が顔を出す京介。
女性じみた名前のくせに熊のような容貌を持つ深春。
シリーズが進めば愛着がわくんでしょうが、一巻目はキャラクターの個性がなんだか無理矢理取ってつけたもののように感じてしまいました。
肝心の「館」の魅力も今ひとつ。
大げさな舞台設定なのにあの結末ってどうなの……。
特にブルーサファイアが出てくるあたりでは、あまりのありきたりさにちょっと笑ってしまいました。
作者にだまされた! という要素がほとんどないし、思わせぶりだった伏線がそのままスルーされたりもしてちょっと物足りない。
ただ退屈するほどではなかったのと、これからどんな風にキャラクター達が動いていくんだろう、という興味は多少湧いたので次も買ってみようかなと思います。
アルバイト半分研究半分のこのチラシを見て桜井京介のいる研究室にやってきた遊馬理緒。
彼女は祖父の残した黎明荘を母親が取り壊そうとしていることに不満を抱き、なんとかしてほしいと依頼してくる。
だが理緒の頼みはそれだけではなくて……
キャラクターはなかなか魅力的ですが、それほど真新しい感じもしなかったかな……
一目見たものをなんでも覚えてしまう理由ありっぽい少年蒼。
長い前髪を上げればものすごい美貌が顔を出す京介。
女性じみた名前のくせに熊のような容貌を持つ深春。
シリーズが進めば愛着がわくんでしょうが、一巻目はキャラクターの個性がなんだか無理矢理取ってつけたもののように感じてしまいました。
肝心の「館」の魅力も今ひとつ。
大げさな舞台設定なのにあの結末ってどうなの……。
特にブルーサファイアが出てくるあたりでは、あまりのありきたりさにちょっと笑ってしまいました。
作者にだまされた! という要素がほとんどないし、思わせぶりだった伏線がそのままスルーされたりもしてちょっと物足りない。
ただ退屈するほどではなかったのと、これからどんな風にキャラクター達が動いていくんだろう、という興味は多少湧いたので次も買ってみようかなと思います。
2012年4月8日に日本でレビュー済み
イケメンの大学院生がどうやら建築探偵ということらしい。
それから、世界中を旅している男やら、なにやらいわくありげな少年など、探偵サイドだけでも色々なキャラクターが居る。
更に、容疑者側というか、そちらの方も、強烈な個性を持った方々が続々と登場して、賑やかなエンタテイメントになっている。
ただ、どのキャラも立ってはいるが、どこかで見たような・・という感は拭えない。
更に、こうした賑やかさから少し離れて、推理小説としてみると、これは少々ガッカリもの。また、肝心の建築探偵たる所以も今ひとつ説明されていない気がする。建築と犯罪の関係がクリアになっていないと思う。
とはいえ、読んで楽しめる物語には仕上がっているし、今後の展開も楽しみになる。
それから、世界中を旅している男やら、なにやらいわくありげな少年など、探偵サイドだけでも色々なキャラクターが居る。
更に、容疑者側というか、そちらの方も、強烈な個性を持った方々が続々と登場して、賑やかなエンタテイメントになっている。
ただ、どのキャラも立ってはいるが、どこかで見たような・・という感は拭えない。
更に、こうした賑やかさから少し離れて、推理小説としてみると、これは少々ガッカリもの。また、肝心の建築探偵たる所以も今ひとつ説明されていない気がする。建築と犯罪の関係がクリアになっていないと思う。
とはいえ、読んで楽しめる物語には仕上がっているし、今後の展開も楽しみになる。
2011年4月14日に日本でレビュー済み
建築探偵・桜井京介の館シリーズ第一弾。篠田作品は初読。
冒頭から、かなり軽めのタッチで話が展開してゆく。そもそも文章自体が全般に軽い印象なのと、主たる登場人物が学生(院生)ばかりのせいか彼らの行動がやたらふわふわして見えるのがあいまっているためかも。ちょっとこのノリについて行きづらい感じ。山村美沙とか赤川次郎と同類、といえばわかりやすいだろうか。美男美女がじゃんじゃん登場し、それをことさら強調する描写も鼻につく。別にそんな属性、どうだっていいじゃないですか、テレビドラマじゃなくてミステリなんだから(…と思うが、もしかしたら作者の狙いはテレビドラマなのか?)。
さーて最後の謎解きシーンです。お約束の関係者を集めての名探偵の独壇場、に期待はいやおうもなく膨らむのですが、、、、えぇーこうきますかぁー???
なんとぜんぜん意外じゃないし、結局物証無しだし、季節によってその事象は起きないし、って、もうつっこみまくり。
作者には悪いが、わたし的にはぜんぜん駄目でした。合掌。
冒頭から、かなり軽めのタッチで話が展開してゆく。そもそも文章自体が全般に軽い印象なのと、主たる登場人物が学生(院生)ばかりのせいか彼らの行動がやたらふわふわして見えるのがあいまっているためかも。ちょっとこのノリについて行きづらい感じ。山村美沙とか赤川次郎と同類、といえばわかりやすいだろうか。美男美女がじゃんじゃん登場し、それをことさら強調する描写も鼻につく。別にそんな属性、どうだっていいじゃないですか、テレビドラマじゃなくてミステリなんだから(…と思うが、もしかしたら作者の狙いはテレビドラマなのか?)。
さーて最後の謎解きシーンです。お約束の関係者を集めての名探偵の独壇場、に期待はいやおうもなく膨らむのですが、、、、えぇーこうきますかぁー???
なんとぜんぜん意外じゃないし、結局物証無しだし、季節によってその事象は起きないし、って、もうつっこみまくり。
作者には悪いが、わたし的にはぜんぜん駄目でした。合掌。